絵描きの徒然

勝手にノスタルジー

2017年6月20日

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廃墟が好きだ。かつて、昼間は人々の声が行き交い、夜になると灯りがともっていた。宿の跡となると余計にぐっとくる。かつて誰かが希望と夢をこの建物に託し、仲間や家族とスタートさせた宿だったのかもしれない。今、この現状を見て何を思っているんだろう。哀れんでいるのか。懐かしんでいるのか。

 

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色あせた街をフラフラとさまようのも好きだ。古い街がリノベーションされ、若い人達が行き交う街に生まれ変わるのが、もちろん将来のためにはよいのだが。人口減少やら予算削減やらでにっちもさっちもいかなくなってしまった街が醸し出す雰囲気がたまらない。一軒くらい空き家はないだろうか。この地域にひっそりと住む。週に一度買い物に出る以外は家にいて、あとは時々町内会の集まりに顔を出すくらい。行きつけのスナックがあるのもいいな。瓶ビールと焼酎しかない。つまみは時々持参。むかしは美人だったママがいる。

そういう妄想をしながら、帰路につく。

 

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