泣いても笑っても、住まいには「布」がいる。
用途によって使い分ける。人それぞれの流儀がある。流儀が確立するまでに工夫と経験が不可欠だ。
実家の布使いは正直、上手くなかった。大家族の価値観はバラバラ。1日使った布巾を手洗いするのか、漂白するのか、洗濯機につっこむのか。父と母、祖父と祖母、母と私、多分全員違っていた。
現在、夫との2人暮らし。
「暮らしの布使い」が気になる。某生活雑誌の「お掃除大特集」が好きだ。どこにどんな布を使うのか、驚くほど細かく書かれている。
読者のニーズに合わせてのことだろうか。数十年前なら、こんなことは意識しなくとも身についたのかもしれない。残念ながら自分に限ってはそうではなかった。
色々な情報をふまえ、今現在の状況。
少し前の状況。
少し前より今のほうが細分化された。
生活道具は少なければ少ないほどよいものと、たくさんあってもよいものがある。
「布」は後者であると認識している。
洋服より、布をコレクションすることが最近、この上ない悦びである。
お盆に里帰りしたら、布切れ一枚でケンカになりそうだな〜。自重しよう(笑)